補聴器について
よくあるご質問

初めての補聴器選びから、使用中のトラブルについてなど特に質問の多いものをQ&Aにまとめてみました。
ご心配やご不安がございましたらお気軽にリケン補聴器センターまでお問い合わせください。

機能に関するご質問

補聴器にはどのような種類がありますか?
形状により大きく分けて3種類あります

①【耳あな型】は耳の穴の中に入れるタイプです。
補聴器の中では小さく目立たないのが特徴です。オーダーメイドが基本です。

②【耳かけ型】は耳の上にかけて使う補聴器です。
最近では小型でデザイン性の高いものも増え、防水タイプのものもあります。

③【ポケット型】はコードでイヤホンを伸ばして使う箱型の補聴器です。
本体が大きく、コードがあるため日常生活や運動時には不便なこともありますが、操作が簡単です。

「補聴器」と「集音器」の違いは何ですか?
補聴器は医療機器です

「補聴器」は医療機器としての承認を得たもので、お客様それぞれの耳の聞こえに合わせる事ができます。
「集音器」は医療機器ではなく、音響機器です。

補聴器の寿命はどれくらいですか?
耐用年数は5年

補聴器は精密器械です。使い方や管理の仕方によりますが、耐用年数は5年が目安とされています。良い状態で使い続けていただくためには、定期的な点検やお掃除をお勧めいたします。

補聴器は故障しますか?
故障することがあります

補聴器には精密な電子部品が使用されていますので、故障したり破損したりすることがあります。汗や湿気、衝撃などにも弱いため、補聴器を使わないときには、専用ケースに入れる事をお勧めいたします。また、汗や埃に強い防水タイプの補聴器もございます。
補聴器は定期的な点検や掃除が大切です。

補聴器からピーピー音がします。故障ですか?
故障ではありませんが、装着の具合を調整する必要があります

補聴器がピーピー鳴るのは、ハウリングという現象で、故障ではありません。ハウリングは補聴器から出た音を、再び補聴器のマイクが拾ってしまうことで起こります。帽子をかぶる、襟の立った服を着るなどでも起こることがあります。
補聴器や耳せんと、耳との間の隙間から音が漏れているため、正しくはめ直すことをお勧めいたします。それでも改善しない場合は、耳の形状に合わせた耳せんや、補聴器の形状を変更する必要があります。
また、最近の補聴器には、ハウリングを抑制する機能が搭載されていますので、調整でハウリングが起こりにくいようにする方法もあります。

補聴器の電池はどれくらいもちますか?
概ね4日から20日程度

補聴器の種類や電池の大きさによって、電池寿命は異なります。
ポケット型補聴器には単3もしくは単4電池を使用します。それ以外の補聴器には、空気亜鉛電池という補聴器専用ボタン電池を使用します。
使用状況や難聴の程度によって異なりますが、概ね4日から20日程度で交換が必要となります。

使い終わった電池は家庭で捨ててもいいですか?
購入先の販売店で処分いたします。

使用済みの電池は、両面にセロハンテープを貼って絶縁してからお買い求めの販売店にお持ちください。補聴器販売店や電気店で、専用のボタン電池回収缶に入れて廃棄します。 詳しくはボタン電池回収推進センターのホームページをご覧ください。

聴力が低下しても、使用中の補聴器はそのまま使用できますか?
適応範囲内であれば、聴力に合わせて調整を行います

補聴器が聴力に対して適応範囲内であれば、聴力に合わせて調整を行うことができます。ただし、補聴器の適応範囲を超えて聴力が変化した場合、対応できない場合もあります。

購入に関するご質問

補聴器を購入する前に、耳鼻咽喉科へ行ったほうが良いですか?
治療が必要な場合もあるので、受診をお勧めします

聴力の低下は年齢や疾患など人によって原因はさまざまです。難聴の原因によっては、治療が必要な場合もあります。
補聴器を購入する前に、まずは耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。

補聴器の価格に違いがあるのはなぜですか?
快適に聞くためのさまざまな機能があるためです

補聴器には快適に聞くためのさまざまな機能があります。この機能が多く備わっているものほど、高額となります。また聴力や好みに合わせた調整の細かく出来るものほど価格は高くなります。補聴器を使う目的や場面によって、必要な性能は異なります。

補聴器購入の際に、補助制度はありますか?
公的給付制度の申請を行うことができる場合があります

障害者総合支援法や軽中度難聴児助成制度などにより、補聴器購入時に公的給付制度の申請を行うことができる場合があります。
詳しくはリケン補聴器センターまたは各自治体の福祉課、管轄機関にお問い合わせください。
詳しくお知りになりたい方はこちら

使用方法に関するご質問

補聴器をつけると、すぐに聞こえるようになりますか?
補聴器本来の効果が発揮されるまでにはトレーニングが必要です

補聴器をつけると、ある程度の効果を実感できますが、補聴器本来の効果が発揮されるまでにはトレーニングが必要で、少し時間がかかることがあります。補聴器を使い始めると、それまでより多くの音情報が入ってきます。初めのうちは、その情報をうまく整理することができません。経験を積むうちに生活騒音が気にならなくなったり、音や言葉を理解できるようになります。トレーニングの仕方は人それぞれ違いますので、専門のスタッフがアドバイスいたします。ただし、難聴の種類によっても、その効果には個人差があります。

補聴器は両方の耳にした方がいいですか?
両方の耳に補聴器をつけることをお勧めします

左右の聞こえに差がなければ、両方の耳に補聴器をつけることをお勧めします。方向感が得られ、音楽を聴くときも音が立体的になります。騒音の中でも言葉や音の聞き取りが楽になります。また、片方の耳だけに比べて音量を小さくして聞くことができるので、疲れにくくなります。
ただし、聞こえの状態によっては、両耳装用での効果を感じにくい場合や、使用できない場合もあります。

補聴器は1日中使ったほうがいいですか?
補聴器を使い、できるだけ多くの時間、色々な音を積極的に聞きましょう

補聴器をうまく使いこなすためには、ある程度の期間トレーニングが必要です。できるだけ多くの時間、色々な音を積極的に聞いて補聴器を使うようにして下さい。ただし、入浴時や就寝時などは故障や紛失のリスクもあるため、補聴器は外すことをお勧めします。

補聴器をつけている人と話をするときに配慮することはありますか?
焦らず補聴器を使いこなせるよう見守ってあげてください

補聴器をつけたのだから、もう聞こえるようになっただろうと思われがちですが、実際には聞き取りにくさは残っています。補聴器でうまく聞き取れるようになるには、周りの人の協力も欠かせません。ちょっとした気配りで、ずいぶん聞き取りやすくなります。

● 話をする前に呼びかけて、注意をひいてください
● 顔を向けて口元を見せて話してください
● ゆっくり、はっきり話してください。
● 普通の声の大きさで話してください。補聴器をつけている時に大きな声で話すと、かえって聞きづらくなります。
● うまく聞き取れていない時は、別の言葉に言い換えて話しかけてみてください。

周りの方は、焦らず補聴器を使いこなせるよう見守ってあげてください。
時には、本人が面倒くさがったり、くじけそうになったりするかもしれませんが、そんなときには叱ったりせず、励ましてあげてください。

サポートに関するご質問

通信販売で購入する補聴器とは何が違うのですか?
ご自身の聴力に合わせた細かい調整が可能です

補聴器はその人の聴力に合わせた調整が必要です。通信販売されている「補聴器」や「集音器」はそのほとんどが軽度難聴用ですが、補聴器を使う上でのアドバイスや調整を受けることが出来きず、ご自身の聴力に合わせた細かい調整ができません。補聴器は、補聴器専門店での購入をおすすめします。

補聴器の保証制度はありますか?
メーカーごとに保証があります

はい。補聴器のメーカーや種類によって期間は異なりますが、自然故障の場合は、お買い上げ日から1年から3年間は無償で修理いたします。
※購入機種によって保証期間が異なります。

補聴器は点検が必要ですか?
定期的に清掃や点検が必要です

はい、必要です。耳あか・汗・ほこりなどで汚れていると、うまく聞こえなかったり、故障の原因になります。定期的に清掃や点検を行うことで、補聴器での聞こえを良い状態に保つことができます。

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